サラリーマン生活のタイパに疑問を持った ~年収2000万円の労力に対する手残りとは

脱・サラリーマンへの道

ラットレースを走り続ける

職場では「仕事は1秒1秒を削っていかないと早くならない」と教えられます。そして仕事を早く終わらせると、「よくやった、次はこれに取り組もう」と新しい仕事が待っています。

管理職になると、給料は固定でも働く時間は際限なくなります。不思議なことに、一度管理職になると、そのステータスや「優秀な社員」という評価を守りたい思いが強くなります。

降格を恐れて無理な仕事も引き受け、さらなる昇進を目指してラットレースに突っ走る。その結果、自分の時間は減る一方です。

睡眠時間も削り、家族との時間を犠牲にし、スポーツジムの会員証は埃を被ったまま。これで本当に充実した人生と言えるでしょうか。

時間をお金で買うという選択肢もあります。私は座席指定の特急で通勤していました。座れば自分だけの空間になりますが、往復2,000円、年間50万円もの出費がかかります。

しかしその「自由な空間」でも、結局はメールチェックや指示出し、会議の準備といった雑務をこなすだけ。

通勤時間を削るため、会社の隣のホテルに泊まる人もいますが、そこで見る夢は悪夢ばかりです。

時間をお金で買っても、得られたのは雑務をこなす時間。空いた時間には容赦なく新しい業務が押し寄せてきます。

「断る勇気」も大切ですが、サラリーマンの返事は「はい、やります」か「Yes, Will do」しかありません。組織には代わりの人材がいくらでもいるからです。

少し先に着手してもよいですかと言えば、他に振るから大丈夫と言われます。

結局のところ、仕事は「できる人」に集中していくのです。

サラリーマンの可処分時間

皆さんの毎日の「可処分時間」は何時間でしょうか。突然この質問をされても、答えに戸惑うかもしれません。

可処分時間とは、生きていく上で最低限必要な時間(睡眠・食事・家事・仕事)を差し引いた、自分で自由に使える残りの時間のことです。

厚生労働省の2023年の調査によると、平日の自由時間は平均約3.1時間、休日の自由時間は平均約7.2時間だそうです。

朝6時に目覚め、朝7時30分に家を出て通勤し、昼間はひたむきに働き、18時に退社し、19時に帰宅。最近は共働きが普通なので家事、夕食、風呂、洗濯物をこなし、22時に一息。23時に眠る、という毎日ではないでしょうか。そうなると平日の可処分時間は毎日60分程度です。この場合の睡眠時間は7時間で、日本人の平均と同じです。

平日の可処分時間に皆さんは何をしますか。運動をする人、ゲームをする人、YouTubeを見る人、ビールを飲む人、子供と遊ぶ人、様々と思います。

満足できる可処分時間があるサラリーマンはほとんどいないでしょう。

サラリーマンのタイパ

タイパとはタイムパフォーマンスの略語です。効率的に時間を使って満足感を得ることを「タイパがよい」と表現します。

サラリーマンとしてかけた時間(タイム)と得られる満足感(パフォーマンス)に分けて考えていきます。

サラリーマン生活の時間

皆さんにとって、サラリーマンとして生活をする上で多い時間は何でしょうか。

私の場合はこの3点でした。

  • 移動時間
  • 時間泥棒に奪われた時間
  • ストレスを消す時間

移動時間

リモートワークも増えてきましたが、それでも出社するスタイルは日本の文化です。

通勤の往復時間。出張の移動時間。会議室から会議室へ移動するエレベーター時間。ランチタイムに一斉に外へ移動する時間。

私の場合は平均で毎日3時間は溶けてなくなっていました。

時間泥棒に奪われた時間

「ちょっといいですか?」と集中して作業をしている時に声をかけられませんか。

何の用事かと思えば大した話でもない。暇人の相手をする時間ありませんか。

相手はちょっとのつもりでも、こちらは元の作業に戻るときに「何をどこまでやったっけな」と重複作業が待っています。

私は「全然ちょっとよくないです」と返すことが多かったです。

また、何の生産性もないような意味不明な会議。今日は会議が5つあったな、何も決まらなかったな、という日ありませんか。

私の場合は平均で毎日3時間は時間泥棒に奪われていました。

ストレスを消す時間

出社の電車でストレスを感じ、会社でもストレスを感じ、帰宅の電車でもストレスを感じ、夜にはストレスメーターはマックスです。

そのストレスを消す時間もバカになりません。ビールを飲む。ぼーっとYouTubeを見る。くだらないテレビを見る。猫をなでる。

これも毎日1時間は消費します。

これを全部足したら毎日7時間です。ほとんどが何も生み出すことのない無駄な時間だと思います。

得られる満足感(パフォーマンス)

仕事をした結果、得られるのは自己実現、成長、他人からの感謝、報酬など人それぞれの価値観があります。

私は仕事を通じて子供たちに残したいと思える社会になるように貢献すること、自分の存在が認められること、報酬を得ることの3つが満足の源泉です。

私はその3つの中で報酬を得ることが最も重要です。

特に、報酬でも手取りを重視します。手取りの金額によって満足を得る人は多いでしょうが、より多くの税金を払った事に満足する人はよほどの変態です。

私は過去6年間の確定申告書と住民税通知書を見直しました。結果的には2000万円の年収の所得税及び復興特別所得税、社会保険料、翌年の住民税(ふるさと納税含む)の3種を足した税金負担率は33.3%でした。

手残りは1333万円です。毎月111万円というのが得られる満足感(パフォーマンス)でした。ちなみに、小中学生の児童手当は一人5,000円/月ありましたが、途中からゼロでした。

サラリーマンとして働いたら負け

サラリーマンとして自己実現、成長、他人からの感謝を得てきました。しかし、これはサラリーマンでなくてもできることです。

毎月111万円の手取りと費やした無駄な時間のバランスを考えるとサラリーマン生活のタイパに疑問を持ってしまったのです。

次回は、「子供の義務教育期間が終わり、妻をサラリーマンにできた」話をします。

#脱サラ

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